■「互いの生を希むまで」座談会■
リアン「お疲れ様～。長い話しなのに読んでくれてありがとうございました！」
デュオン「そうだな」
テッド「何かどっかから槍が降って来そうな展開だったけどな」
ルック「なら取り消す？」
リアン「駄目！！」
デュオン「……だそうだ」
ルック「……」
ジョウイ「……どうかしましたか」
ルック「決戦の場に、フッチが来ていた」
リアン「あ、そうなんだ。……レギュラーメンバーだったのかな」
ルック「……」
デュオン「気になるなら、何時か生きてる事バラしたら？ フッチなら黙っていてくれるよ」
ルック「君ねぇ……」
デュオン「俺なんかフッチに言っちゃったよ。ササに〝バカ兄貴〟って言っとけってさ」
ルック「おい……」
デュオン「俺が勝手にぶちまける訳にも行かなかったけど。見てるだけはストレスが溜まってさ……」
テッド「うーん、確かに黙ってるってのも、辛いけどな」
デュオン「テッド、ごめん」
テッド「何が」
デュオン「俺、テッドの〝一生のお願い〟全部叶えたかった。だけど、君の〝死〟を納得する事だけは、出来なかったよ」
テッド「んな事気にしてたのか？ 馬っ鹿だなー」
デュオン「馬鹿は無いだろ」
ルック「で、親友殿は、このまま、普通の人間になりたい訳？」
テッド「！ それは……うーん、〝普通〟なんてもう忘れてるしな……」
デュオン「俺は構わないよ、自分から死なれさえしなければな。折角だから〝普通〟を満喫してみたら？」
テッド「ぐ……何か視線が刺さるぞ」
リアン「僕達みたいに紋章分けてみるとか？」
ジョウイ「簡単に言うけど……出来るのか？ ――其の場合、不老では無いのかな」
デュオン「さぁ……〝門〟は表も裏も不老みたいだったけど……」
ルック「……」
デュオン「まぁどうせなら、リアン達みたいに違う形じゃなくて、同じ形希望だな。ついでに不老に一票」
リアン「どうして？」
デュオン「ルックだけ不老にしとくのは心配だし」
ルック「余計な世話だ」
デュオン「取り敢えず、今は現状維持でいいんじゃないかな」
テッド「お前見てると、考えてる俺がバカみたいだな」
ルック「心配しなくても、あんたはバカだよ」
テッド「何だって！？」
ジョウイ「お二人とも――仲が宜しいんですね」
テッド「何処がだ！」
リアン「それより、折角皆いるんだから、祝杯とかやらない？」
デュオン「いいな、もう宴会したって刺客も来ないだろうし」
ジョウイ「来たんですか」
デュオン「来た」
リアン「そう言えば、僕の所にも来たっけ」
ルック「……」（横目でジョウイを見る……）
ジョウイ「――何でこっちを見るんですか……！」
デュオン「あまり意地悪するなよ。――全部水に流しとけ」
ジョウイ「そう言いながら、こっちを見ないで下さい……！」
デュオン「あはは、冗談だよ」
リアン「じゃ、行きましょう。デュオンさん、久しぶりにトランとか行ってもいいですか？」
デュオン「そうだね……いいけど？」
リアン「じゃ、ナナミと合流しないと。待つよりキャロに行った方がはやいかな？」
ジョウイ「そう思うよ……」
デュオン「何か思えばスゴイメンバーになったよな……」
ジョウイ「今更ですよ、マクドールさん……」
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