U主人公(リアン)による、未来への希望のお題(十題、独白型)

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1.道は続いている

  短くて、本当に長くて、色々な事が重なって、どうしていいか解らなくなっても、
  まだ、道は続いている。
  君も僕も存在して、此の大地に生きているから。
  まだ、終わりじゃない。
  君と向き合う事、逃げない事、同じ位置に立つ事、全て
  諦めないと決めたから。
  辛くて、長くて、哀しくても、この一歩を踏み出す。
  まだ、この先があるから。

2.どこにだって行ける

  本当は、二人がいるなら、どこだって良かった。
  あの場所じゃなくても、僕は本当は構わないって思ってた。
  あの二人がいるなら、どこだって行ける。
  君達がいる場所が、僕が帰る場所で、
  そう思ってる。今も。
  僕達は、君の帰る場所になれているかな。
  ずっと思ってる。
  傍に在なくても、君と同じ場所を覚えているから。
  もう一度、伝えよう。
  本当は、どこだって行けるって。

3.手を伸ばせばそこには

  それは酷く遠くて、届かないかも知れないって思ってて、
  選んではいけないと、ずっと感じていて。
  だけど、手を伸ばせば、そこには。
  当たり前の様に、確かに、あの時のままの君が在て、
  僕は何を望んでいたのか、
  改めて思い出すんだ。
  僕達だけで、本当は十分だと、
  そう思ってしまう僕は、やっぱり間違っているのかも知れなくて。
  大事な物は、知らず増えていく。
  だけど、その全ては、一番胸の底で、君に向かう。
  あの頃の僕達と、これからの未来。
  手を伸ばせば、そこには、何時だって同じものがあるんだ。
  同じ、望みが……。

4.笑って前だけ見て

  どうしても立てない、歩けない。
  そんな時も、君は、笑顔で手を差し出してくれるから、
  僕もきっと笑って前を向ける。
  まだ、大丈夫。歩き出せる。
  何も見えない夜も、月の様に君の笑顔が明るく照らす。
  この笑顔が絶える事がないように僕は願う。
  これから先も、ずっとずっと、共に時を歩けますようにと。

5.何があるとかわからないけど

  何があるとかわからないけど、このままには出来ない。
  それが僕達の何処かにあった。
  何が出来る? どうしたい?
  どう転がるか解らなくて、
  その全てを背負えると、胸張って言えなくて。
  だけど、せいいっぱい立ち向かうと、
  全力を尽くすと、
  君に誇れる、自分でいたいと思う。
  この先、何があるとしても。
  迷う心に、不安な思いに、負けたくない。

6.いつか、必ず

  いつか、必ず、あの場所へ辿り着くから。
  心の奥底で、何時も忘れてない、約束がある。
  全てが終わって、その時には、きっともう一度あの場所へ。
  夢の様に願う。
  今は遠く、だけど常に傍にある言葉。
  いつか、必ず、現実にする、約束。

7.希望の光を抱く

  僕は僕でしかなくて。
  皆の理想を背負えるだけのリーダーなんかじゃなくて。
  僕の望みは酷く矛盾していて、
  時々酷く迷うけど、
  こんな僕でいいと、リーダーではない、僕≠フ味方だと、言ってくれる人がいる。
  僕に、何も望まないのに、傍で見ていてくれて、味方してくれる人がいる。
  僕の願いを、責めない人がいる。
  それだけで、何だか気持ちが救われる。
  ねぇ、本当は、希望って案外簡単なのかな。
  僕が単純なのかな、それでもいいや。
  内緒だよ? 本当は僕が皆の希望なんだから。
  だけどね、あの人達が、僕に希望をくれるんだ。
  だからね、あの人達にも、幸せでいて欲しいんだ。

8.未来があるから

  未来があるから、なんでも出来るよと、
  そう言って笑顔で。
  何が変わっても変わらないと思ってた、 何かさえ、変わって見えても。
  未来だけは、まだ、変わらず先にある。
  変わりたくないもの、変わりたいもの、全て巡って
  きっと再び逢うから。
  その時は全て吹っ切って、もう少し強い自分で。
  自分に微笑み掛けられる、
  そう願ってる。

9.前に見えるのは

  運命? 紋章?
  前に見えるのは、争いの時間?
  力≠ェ欲しかった訳じゃない、
  本当は僕は、僕達の
  暖かな時間を、あの場所を守りたいと思ってた
  同じ強さで。
  違う君の顔を見て、知らない姿を見ても
  揺らがないで、前を見たい。
  絶望なんか見ない。
  顔を上げれば、何時だって、優しさは近くに掠める。
  僕がそう感じる。僕がそう決める。
  どんなに哀しい時でも、
  目の前に見えるのは、誰かの優しさだと。
  だから、諦めない。
  君にとっても、一番先に見えるものが
  そうである事を願ってる。


10.手を取り合って、一緒に

  当たり前だと思ってた事が、とても遠くなっても、
  僕の願いはずっと一緒だった。
  失くしたくない。
  その存在が、あの場所を創るから。
  手を伸ばして、望みは消えず、唯(ただ)願う。
  一緒に行こうと。
  これからの時間も共に歩こうと。
  忘れない、今までもこれからも
  手を取り合って、一緒に笑えると。
  哀しみも痛みも分け合って、一緒に歩こう。
  ここから、もう一度。


   配布元:波音(なみね)様 (波桜)様   
   ※現在HP不明の様です……

2006.5.30




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